「わからない」「別に」「普通」の中にある気持ち
こんにちは。湘南台教室です。
秋の夜長を感じる今日この頃です。
子どもたちと過ごしていると、ビリーバーがこんな質問をすることがあります。
「今、どんな気持ち?」
すると返ってくるのが、
「わからない。」「別に」「普通だよ」
という言葉。
でも、私たちは「わからない」「別に」「普通」と言われたとき、『本当に何も感じていないのかな?』と考えます。
嬉しい、悲しい、悔しい、困った、怒っている……。
大人にとっては当たり前に使っている言葉でも、自分の中にある気持ちを見つけて、それを言葉にすることは、子どもにとって簡単なことではありません。
例えば、泣いているからといって、必ず「悲しい」とは限りません。
悔しかったのかもしれない。
思い通りにならなくて困っていたのかもしれない。
嬉しすぎて感情があふれてしまったのかもしれません。
だからジーニアスでは、すぐに「悲しいんだね」と決めつけるのではなく、
「嬉しい?悲しい?」
「困った?」
「怒ってる?」
「悔しいのかな?」
と、いくつかの選択肢を出して、一緒に気持ちを探していくことがあります。
「これかな……」と選べたら、今度は、
「どうしてそう思ったの?」
と、その気持ちの理由にも目を向けていきます。
最初から上手に説明できなくても大丈夫。
「わからない」と言えたことも、その子なりの大切な表現です。
そして、ビリーバーと一緒に「これかな?」「こっちかな?」と考える経験を重ねることで、少しずつ自分の気持ちに名前をつけられるようになっていきます。
気持ちを言葉にできることは、誰かに自分を理解してもらうための大切な力です。
「嫌だった」
「困っている」
「手伝ってほしい」
「嬉しい」
「もう少しやりたい」
そんな一言が伝えられるだけで、人との関わり方は大きく変わります。
ジーニアスでは、行動だけを見るのではなく、その行動の奥にある「どんな気持ちだったのかな?」にも目を向けながら、一人ひとりの言葉を増やしていく支援を大切にしています。
言葉にならない気持ちにも、ちゃんと意味があります。
その小さな「わからない」の中にある気持ちを、一緒に見つけていく。
それも、ジーニアスで大切にしている支援のひとつです。


