「やらない」の中にある心の成長

2026.05.03

こんにちは。湘南台教室です。

ジーニアスでは、活動前に「今日の活動予定」を自分で決める時間を大切にしています。個別なのでこちらがいくつか提案した中から選ぶ子もいれば、自分で時間配分まで考えて決める子もいて、その姿はさまざまです。

ある小学校高学年の子は、半年前までは自分の名前を書くことも抵抗がありました。会話の末、名前は自分で書く。それ以外は「あとは書いてください」と依頼をすることで「困ったとき、できない事は人にお願いする言葉」として1つの型としました。そろそろ、次のステップとして「日付の1文字だけ」「活動の1文字だけでも」「パソコン入力でも」とハードルをさげながら、様々な書いてもらうための提案しました。

ですが返ってくる言葉は、「嫌だ」「やりたくない」の繰り返し。最初は自分の好きなパソコンに取り組んでいましたが、「少しお話ししよう」と声をかけながら見守りました。ビリーバーが終了ボタンを押すことは簡単ですが、自分で切り替える経験を大切にしたいと思い、時間をかけて待ちました。

やがて手を止め、会話はできるようになりましたが、それでも「やらない」「絶対やだ」と気持ちは変わりません。そこで話す言葉をビリーバーがホワイトボードに書きだし、自分の言ってる言葉を視覚的にもわかるようにしてみました。時折、怒りが高まる場面もありましたが、こちらは冷静に受け止め、まさに根気比べの時間でした。ここで簡単に引き下がってしまうと、「やらなくていい」という学びにつながってしまうためです。

そんな中で気づいたのは、半年前ほど強い怒りではなかったこと。その日は、最終的に書く活動には至らず終わりましたが、帰り際には少し気持ちが落ち着き「さようなら」と言って帰っていきました。言葉にはならなくても、心の中では確実に変化が起きているのだと感じた時間でした。(保護者と情報共有をし、了承を得ての活動です)

これからも、「できたこと」だけでなく、その過程にある小さな変化を大切に見守っていきたいと思います。

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